INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
				赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
			 	
		 
								
			
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いなジィのブログNO.186
 
銀行が融資先の何をみているか?
 
銀行は金融庁と日銀の検査を
それぞれ約2年に1回受けます
 
金融庁検査は今まで銀行の経営が
健全か否かを検査していました
 
 
従って銀行の貸出資産に
問題がないかという資産査定を
中心の検査でした
 
その検査を受ける銀行は
貸出先を自ら査定します
 
 
貸出先=債務者を
正常先
要注意先
(その他要注意先)
(要管理先)
破綻懸念先(はたんけねんさき)
実質破綻先(じっしつはたんさき)
破綻先(はたんさき)
に区分します
 
更にその債務者(貸出先)に
貸出している個別の貸出ごとに
分類して回収不能な額を算出します
 
なので
融資先に対する貸出姿勢は
債務者区分の影響を強く
受けます
 
従って対応策を考える為に
銀行に自社の債務者区分を
聞いてみることを勧めます
 
分かったら経営改善計画を作り
債務者区分を引き上げことが
大切です
 
以上が
昨日までの説明の
大まかな内容です
 
では改善計画を立てると
どのように変わるのか?
 
以下細かいことは飛ばして
結論だけ知りたい方は
赤文字まで読み飛ばしましょう
ジャンプ
要管理先からその他要注意に
ランクアップする場合
 
銀行の自己査定で
貸出条件緩和債権に
該当するかどうか?
 
貸出条件緩和債権とは?
 
債務者の経営再建又は
支援を図るため
元本返済猶予、金利支払猶予
金利減免、債権放棄その他を
行った貸出
 
又は
貸出金利息、手数料と
総合的な採算を勘案して
基準金利と同等の利回りが
確保されていない貸出
※基準金利とは
借入企業と同等なリスクを有している
債務者に対して通常適用される金利
ただし実現可能性の高い抜本的な
経営再建計画(実抜計画)
に沿った金融支援の実施により
経営再建が開始されている場合は
貸し出し条件緩和には
該当しないものと
判断して差し支えない
 
 
要管理債権からランクアップし
その他要注意先となる
 
破たん懸念先とは
現状経営破綻の状況にない(事業は継続)が経営難の状態にある
経営改善計画等の進捗状況が芳しくなく
今後経営破綻に陥る可能性が大きい
債務者(金融機関の支援継続中の
債務者を含む)
 
具体的には
進捗状況が著しく低調で
貸出金が延滞状態にあるなど
元本及び利息の最終の回収に
ついて重大な懸念がある
 
計画の進捗が芳しくないと
判断するのは
売上高及び利益が計画に比して
概ね8割未満
 
破綻懸念先に該当するかどうか
合理的かつ実現可能性の高い
経営改善計画(合実計画)があれば
要注意先と判断して
差し支えないとされる
 
 
破綻懸念先から要管理先以上への
ランクアップ
 
 
 
 
以上ゴチャゴチャ書いていますが
要するに一定の基準を満たす
経営改善計画が有れば
要管理からその他要注意か
破綻懸念から要管理へ
ランクアップ出来ます
 
そうやって
金融取引の正常化を
図るには
 
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いなジィのブログNO.183
日本は銀メダル獲得❗️
バトンパスを磨き
4人の総合力で
アジア記録を更新し
銀メダルを獲得しました
小柄で、ずば抜けた選手が
いない日本の銀は
本当に素晴らしい
練習の賜物ですね
練習と言えば
1年365日続ける目標のブログも
折り返し地点183日になりました
分かり易く、読みたいブログを
書く練習です
引き続き地道に続けます
さて今日は
銀行取引でわからないこと
「なにを見て貸出を決めているのか?」
基準が分からない
金融機関は、あなたの会社の何を
見て貸出しているのか?
こんなご質問
単純に赤字だから融資が断られる
訳ではありません
長い取引なのに以前より
融資の判断が厳しくなった
又は融資を断られた
こんな話も聞きますね
実は、銀行の融資判断に大きな
影響を与えているものに
「金融検査マニアル」があります
これは金融機関が
健全な経営をしているか
どうかを判断するために
作られたものです
銀行の貸出資産が健全か
否かを検査します
つまり貸し出し資産とは
銀行が貸し出している企業が
どのような企業であるか
査定をすると言うことです
このどんな企業であるかを
自己査定により
5段階の債務者区分に分けます
正常先
業況が良好であり財務内容に特段の問題もなく、延滞も無い先
要注意先
業況不調、財務内容に問題がある先
以下は不良債権として開示が必要
要注意先(要管理先)
要注意先のなかで
延滞している先、貸出条件緩和先
破綻懸念先
経営難にあり改善状況なく長期延滞先
実質破綻先
深刻な経営のみ。債権の見通しがない
破綻先
破産等の法的手続きを開始。
取引停止処分先
この債務者を区分して
さらに貸出の内容により
引当金を積む必要があります
従って銀行は
引当を積む必要がある
要注意先以下の企業には
貸出を増やさないように
するのです
ではどんな企業が
要注意先以下となるか
の説明は次回です

 
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