INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2017/02/13
資金繰りに不安を感じたら早目に餅屋へ
銀行の言いなりで大丈夫?
いなジィのブログ361
素晴らしい天気で
「たまにはゆっくりと
海でも眺めながら
新しいビジネスを考えたら良いなぁ」
などと考えながら
クライアント企業に訪問しました
今日はその会社の幹部の方に
集まっていただいて
社長のビジョンを説明し
ビジョンを裏付けるためには
ビジョンを裏付けるためには
お金(キャッシュフロー経営)が
重要であることを説明する
社内の勉強会です
和仁達也先生の
を開催しました
と言うのも
そのクライアントは
以前は赤字でその上にいろんな銀行からお金を借りて月間の返済額が膨らみ
新たな借入しないと払えない
新たな借入しないと払えない
状況に陥っていましたが
勿論お金を貸してくれる銀行もなく
返済猶予をお願いしても
返済猶予をお願いしても
銀行毎に対応がバラバラで
「どうするのか?」
「どうするのか?」
しかし
本業は頑張っており
利益は出ていたのです
要する銀行借入のやり方が
良くないだけだったのです
そこで新会社を設立して
新たなA銀行を紹介して
新会社が既存の資産を
買い取ることとして
A銀行に既存借入を
全額返済できる金額を
20年の長期資金で
融資して貰い
従来の負債は全額返済しました
これで今まで資金繰りばかり
考えていた社長さんが
3年後、10年後のビジョンが
考えることができるように
なったのです
勉強となりました
皆さん将来が見通せることが
分かり
いただけました
全社員にもやって欲しいと
ご希望があり、次回も決まりました
ドンドン全社一丸となり
良い方向に進みます
本当に危機を脱出できて
良かったと思いますが
そもそも既存の金融機関が
長期の条件変更が出来ていれば
何年も苦しまなくて
良かったのです
又早く今回の様な手を打てば
もっと早く再建出来たのです
困ったら、餅は餅屋です
銀行の言いなりでは無く
専門家に早く相談しましょう
本件は
顧問税理士に相談したら
税理士さんが私を紹介されたのです
ポイントは
「「誰に」相談するか?」
「お金」と「ビジョン実現」の
2017/02/10
資金繰りのために担保を差入れし借入するのは?
迷ったときに1人で
自己判断は危険
いなジィのブログ358
昨日は、比較的静かに
事務所でデスクワークを
しておりました
突然電話がかかりました
クライアントの社長さんの
報告の電話でした
その会社は
商社経由でホームセンターに
自社製品を販売しているのですが
昨年10月頃から
売上が急減して
赤字が続き、資金繰りが
逼迫しています
商社の取引条件の改定を
昨年から交渉して
年度が変わる今年の4月から
取引条件が大幅に改善します
しかし
2月と3月の赤字は止まらず
メインバンクに
融資を依頼しておりました
今回メインバンクから
融資の条件として
自宅を含む不動産の
担保差入れの要請があり
その報告と相談でした
担保の件は以前から
赤字資金でも本気で
支援してくれているので
社長さんも出来ることは
しましょうと打合せて
いたのです
担保の差入れ要求も
新たに融資しないのに
担保や保証を要求する場合は
回収を優先した
銀行の一方的な都合です
他の銀行取引にも
悪影響がおきることも
ありますから
簡単に受けないことで
慎重に対応します
しかし
今回のように
赤字や業績不振で
他が貸してくれない
にもかかわらず
新たに融資をしてくれる
その条件として
担保差入れの要求は
協力した方が良いのです
やはり銀行は重要な
ビジネスパートナーです
銀行の本気の支援を期待するなら
会社も社長も本気で応えるのが
ベストな対応です
皆さんも自宅の担保差入れに
抵抗が有るとは思います
しかし会社で既に借入があり
社長である自分が連帯保証人に
なっていたら
自宅の担保差入れをしないで
会社が行き詰まれば
いずれ銀行が保証履行請求
(社長さん保証人だから会社の
借入を払って下さい)
と言ってきます
結果自宅は処分しなければ
ならなくなる
本当に守りたいのは何?
事業を守りたいのなら
こんな悪い選択をしないで
自宅担保を活用し借入して
事業の立て直しを図る
方が懸命です
勿論
事業を継続する意思が
ない場合や
再建の目処が立たない場合
銀行が回収一辺倒の
姿勢の場合は
判断は異なります
こんなケースで判断に
迷ったら
早目に信頼できる専門家に
相談することが大事です
道に迷いそうな時
「エイ、ヤア」で自己判断して
突き進むのは危険ですよ
「お金」と「ビジョン実現」の
2017/02/07
銀行から無茶な要求されたらどうすれば良い?
条件変更継続中に
担保差入れ要求された
いなジィのブログ355
資金繰りが苦しく
メインバンクの主導で
バンクミーティングを開き
借入金の返済をストップし
その状態を継続している
中小企業の事例です
現状赤字が続き
本業のキャッシュフローが
マイナスの先ですが
本業のキャッシュフローとは
税引後当期利益➕減価償却費
つまり借入の返済をする
稼ぎがない状態なのです
経営者も懸命に赤字を止め
キャッシュフローをプラスに
する努力をしています
取引先銀行も黒字化の可能性あり
と判断して協調して
事業継続できるように
返済猶予(元金返済ストップ)
を継続していました
ところが
社長さんから突然慌てた電話
「どうしましたか?」
「県外地銀のYが突然
社長さんの自宅の担保差入れを
要求してきたので
どうすれば良いか?」
取引金融機関が協調して
支援してくれているので
Y銀行だけに担保差入れすると
協調が崩れるので
差入れ要請にはお応え
出来ないことをお伝えしました
するとY銀行は
「メインバンクに話し
全行が担保設定できないか?」
こんな無茶な話をしてきた
担保の設定費用だけでも
バカにならない
更に現状ではどこの金融機関も
新たな貸出はしてくれない
自宅は事業継続の為の
最後の資金調達手段なので
担保差入れは容赦して下さいと
お願いしました
メインバンクとも打合せて
折角の協調支援体制を維持し
なんとか当社の改善を
待つように他の取引金融機関と
連携して説得しました
金融庁の金融行政方針が
中小企業の再生にも
力を入れている中
まだまだこんな勘違いの
銀行もあるのです
無理な要求を迂闊にのむと
危機的な状況を招くことも
あります
迷ったら専門家に相談して
適切に対処することが
必要です
ポイントは
借入していても
銀行の依頼を全部
聞かなければならない
訳では無い
今日の事例はここまでです
「お金」と「ビジョン実現」の
2017/01/16
金融機関との上手な取引の考え方
金融庁・銀行はどう変わる
いなジィのブログ333
遠藤金融庁監督局長に
インタビューした記事です
金融庁は、
2017年から
(日本型金融排除)の実態調査や
(金融仲介機能のベンチマーク)に
基づく対話を新たに始める。
対話の目的は指摘ではなく
「気付き」
検査官との対話で
まだ伸ばす余地があることを
気付いて貰うことという
具体的なモニタリングは
ポイントは
一言で言えば
「顧客としっかり向き合ってほしい」
と言います
そもそも金融庁は
バブル崩壊後の銀行の
資産の健全性を
「金融検査マニュアル」に
基づき検査する
方向から
金融仲介機能の質の向上へ
舵取りを変えました
地域金融機関に対する期待は?
事業性評価である
「担保や保証に
過度に依存することなく」
「取引先企業の事業内容や
成長可能性を適切に評価して」
「生産性向上につながる融資や
本業支援を提供してほしい」
担保・保証がなくても
事業に将来性がある先
信用力は高くないが
地域になくてはならない先
などがあるというのです
優れた取り組みは
金融レポートや
新たに創設する表彰制度などを
通じて顧客に周知する
こんな風に金融庁の方針が
徐々に浸透すれば
少しづつ金融機関の
取組も変わってきます
経営改善や事業再生を行う
企業への追加融資なども
出来る可能性が出てきます
先ずは自社の事業を
磨いて行くことですね
一昨日書いた
「シンプル化」に
対応したビジネスを
「連携」して「カタチ」創る
或いはや「残すことと捨てること」
を明確化し「強み」に集中する
ことを検討し
上手に金融機関と対話しては?
「お金」と「ビジョン実現」の
2016/09/17
銀行借入の肩代わりで注意すること
借入期間の延長は
やったほうが良いか?
いなジィのブログNO.211
今回の銀行取引のご相談者は
ビジネスホテルの経営者です
マンションを改装した
2棟のビジネスホテルを
所有しており
新たにもう1棟を購入して
現在改装中です
この購入はA信用組合で
借り入れをしました
この縁で
既存の2棟の借入の返済期間が
あと10年で終わることを知り
A信用組合が貸出期間20年で
肩代わりする
提案をしてきました
最初は毎月の返済が減り
手元に資金が残るので
その話に乗ろうと思いました
借入先の商工中金に話したら
約3百万円の違約金が
必要と言われました
借入時に調達した長期資金に
原価が掛かっているので
違約金が必要とのことです
更に、不動産担保の設定替えが
必要なので担保設定の登記費用が
1百万かかるの為に断念しました
しかし
話を持ち込まれた商工中金は
肩代わり防止も兼ねて
新たに10年固定20年返済の
プランに乗り換えるように
強硬に言ってきました
それで迷って
相談となったのです
確かに資金繰りに
余り余裕が無いのであれば
借入期間の延長をすれば
毎月の返済額が減り
月次の資金の収支が
かなり余剰となり資金繰りを
安定させるには効果的です
しかし当社の資金繰りは
安定しております
更に提案の借入の組換えの為にも
既存の借入の繰上げ返済の違約金が
約3百万円かかります
更に固定期間中はいくら
資金が余剰になっても
毎月の返済額以上の返済は
出来ません
そこで、当初の10年の固定借入を
変動金利に変更して
諸費用を金利を引き下げ
で賄えるように要請しました
基本的には先ず
将来のCF(キャッシュフロー)の
見通しを立てて判断するのが
ベストですね
顧問税理士さんに相談したら
インフレが来るから固定金利の
長期借入をしなさいと
断定的に言われたそうです
みなさん、こんな税理士で
大丈夫でしょうかね
お金、人、ビジョンの悩みを
社長と一緒に解決して
100年成長企業に変える
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いなジィこと稲葉琢也