INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/12/02
12月は頭の中とお金の流れを整理整頓
12月はいろいろ要注意です
いなジィのブログ287
12月になると師走(上のイメージ)
で何処と無く
落ちつかない
何だか分からないが忙しい
この一年でやり残した事が
あれこれ浮かび
モヤモヤします
こんな時は
書いて整理します
来年を考える為にも
12月にしっかり締めくくり
課題を洗い出せていると
頭の中を整理できて
新たなテーマを積み上げる
こともできます
詳しくは以前のブログ
実は
資金繰りも同じです
「借入の返済はできるか?」
「月末の支払いは大丈夫か?」
「ボーナスや給料は払えるか?」
などなど頭の中で心配しても
ストレスが溜まるだけ
時に12月、1月、2月は
要注意です
12月は本業が忙しい
1月は休みが多い
2月は日数が少ない
というのは当然ですが
特に気をつけたいこと
売上、仕入の増減
入金、支払いの
タイミングの変化です
例えば12月は
売上代金の受け取りが
変則になる場合がある
月末入金が入らない
いつも待ってくれてる仕入先が
売掛金をキチンと請求してくる
毎月の支払い以外の支払いが
増える
資金手当て出来てないが
ボーナスを支払う
又取引先が行き詰まる
いろいろ普段とは違う
事が起きる場合があります
したがって
せめて3か月先まで
簡易な資金繰り
(お金の出入りの予定)を
エクセルで整理してみましょう
日繰り表の作り方の過去のブログ
資金繰りは、日単位、月単位で
作ると先の資金繰り目処がつき
安心して本業に
専念できますね
お金を増やしビジョン実現を
寄り添いサポートする
チャレンジパートナー
2016/11/28
資金繰りの不安や悩みを解消するコツ
経営に必要なお金のキモ2割
いなジィのブログ283
認定を受けて第1回目
12月14日に弊社事務所にて
「脱どんぶり経営セミナー」
を開催いたします
脱☆どんぶり経営セミナーの
参加申し込みはこちら
お金のブロックパズルを使い
経営の意思決定に必要な
大幹の知識を学びます
下記の7つのブロックで
大事なことは8割がた
理解できます
提唱しているのはこの本の著者
和仁達也先生
分かり易くお伝え致します
起業したいと思っている人や
いわゆるコンサルの支援で
創業補助金などを受けて
起業したものの
将来が不安な経営者が
意外に多いのです
或いは、創業後10年経つと
8〜9割の企業が無くなり
生き残っているのは
1割程度なのです
なぜ?
事業計画を専門家に
作って貰ったはずでは?
結局のところ
経営の意思決定に必要な
基本のお金の知識を
教わる機会が無かったのです
同様に既に何年も
経営しているが
自社のお金の流れが
よくわからない経営者も
多いですね
日本の中小企業の2/3は
赤字経営だと言われています
なので多くの社長さんは
どうして良いか分からない
皆さ〜ん
こんな時はやはり
コーチに教わるのも
近道ですね
早くに「どう考えたら良いか」
考え方を知っていると
遠回りしなくてすみますね
こんな時は
「キャッシュフローコーチ」
に聞いてみましょう
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/11/25
お金貰えず手形支払いされ銀行に行くには
よくある資金繰りの悩み③
いなジィのブログ280
お金や数字が得意でないと思う
皆さん
一昨日の続きです
売上は伸びて利益も出ているが
「手元のお金が無い」
なんで?
売上代金(売掛金)の入金より
支払いが先行する場合
売れば売るほど、儲かっても
「お金」がない不利な状態を
「サイト負け」とよびます
今日は売上代金を手形で
受け取った場合です
受取った日から3か月も
先の支払期日です
期日取り立てで銀行にだしたら
お金がありません
こんな時は
「手形割引」を銀行に依頼します
手形割引って何?
-
銀行や金融業者が手形に記載された支払期日までの利子に相当する金額=割引料を引き去って、
その手形を
買い取り、現金にすること
お手形割引も融資なので
銀行は一見の顧客の手形割引は
行なってくれません
しかし
一方新規融資として比較的
取り組みやすい
特に手形の振出人が
優良企業であればあるほど
ハードルは下がります
手形割引の場合は
銀行は割引した手形が
「不渡り」
期日に支払いされないこと
になると
割引をした割引依頼人に
買い戻しを請求します
その場合に依頼人が
買い戻し資金がない場合は
その依頼人に同額の貸付が
必要となりますので
手形銘柄(手形の振出人)の審査と
割引依頼人の両方の審査を
しているのです
だから
銘柄(振出人)が
例えば上場企業などの場合は
比較的容易に割引して
もらえるのです
なので自分の取引銀行を
上手に選定しておくことが
必要となります
創業時も政府系だけでなく
1つは普段使いの銀行を
決めておきましょう
今日はここまで
次回は「裏書き譲渡」と
銀行の選び方について
かきますね
金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジパートナー
2016/11/23
資金繰りの悩みを解決する手形取引と銀行取引
よくある資金繰りの
お悩み②
いなジィのブログ278
お金や数字が得意でないと思う
皆さん
昨日の続きです
売上は伸びて利益も出ているが
「手元のお金が無い」
なんで?
売上代金(売掛金)の入金より
支払いが先行する場合
売れば売るほど、儲かっても
「お金」がない不利な状態を
「サイト負け」とよびます
サイト負けしている
こんなときの支払いサイトを
長くするには
「約束手形」で支払う
方法があります
「約束手形」ってなに?
物を買って現金で払わず
先の期日までの支払いを
約束して「約束手形」を
振り出した場合を
「支払手形」といいます
「約束手形」ってなに?
「今からXヶ月後の○月△日に
□□万円支払います。」という
支払いの約束を
手形用紙に書いたもの
約束手形は、主に
支払いを引き延ばす手段
として使われます。
通常は3か月で長い場合で
4か月後の支払い期日が
多いです
ではこの手形は会社の
プリンターで印刷すれば良いの?
どうすれば手形を振り出せるの?
手形を振り出すには、
取引の銀行で「当座預金口座」を
開設する必要があります
当座預金口座とは
手形や小切手を決済する口座です
普通預金のように誰でも
開設できるわけではありません
口座開設にあたって
銀行の審査があります
(審査では
普通預金や積立・定期預金
など普段の取引の状況と
申込者の信用状態を
チェックされます)
無事審査に通り
当座預金口座を開設できたら
専用の手形用紙を銀行で
交付してもらい
やっと振り出せるようになります
面倒だなぁ〜
しかし無事当座預金が開設でき
約束手形を振り出せると
例えば
毎月500万円の仕入をして
3ヶ月後の支払い期日だと
1500万円の資金を借入したのと
同じ効果が生まれます
又徐々に貴社の信用も
増していきます
注意点は
一旦振出した手形の
支払い期日を延期することは
「ジャンプ」といいますが
信用を落とすので
絶対出来ないと思って下さい
支払期日の管理が超重要
一方で
お店の立場になって
現金を貰わず「約束手形」を
受け取ったら「受取手形」
え〜
お金はすぐにもらえないの?
じゃあ、どうすれば良いの?
基本は銀行に持ち込み
支払い期日に「取り立て」
して貰います
え〜
すぐにお金にならないじゃん
なので
急ぐ場合は銀行で
「手形割引」をしてもらうか
受取手形を「裏書き譲渡」します
また難しい言葉を使う
疲れるなぁ
なので今日はここまで
簡単な「お金」の話が
少し続きます
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/11/22
余分な借入はしない方が良いは間違いです
よくある資金繰りのお悩み①
いなジィのブログ277
お金や数字が得意でないと思う
皆さん
こんなこと無いですか?
売上は伸びてる
利益も出ている
だけど「手元のお金が無い」
なんで?
売上が「売掛金」となっている
「売掛金」ってなに?
物を買って現金で
払わず「ツケ」に
したときの「ツケ」が
「買掛金」
お店の立場になって
現金を貰わず
売ったときの「ツケ」が
「売掛金」
なので
例えば
元々手元現金10000円を
持っていて
5000円で仕入た服を
10000円で売りると
売上10000円
仕入 5000円
利益 5000円
となりますが
売上が「売掛金」だと
手元の現金は
手持10000円−仕入5000円で
5000円に減少して
買った人の売掛金が入金に
なるまでお金は減ったまま
これでは困るので売掛金が1ヶ月後の
入金になるような場合は
仕入の支払いを「買掛金」にして
1ヶ月後に支払う
これなら
手持現金10000はその月には
減りませんね
1ヶ月後には
売掛金の10000円入金で➕
買掛金5000円の支払いで➖
手持現金は利益の
5000円分増加します
こんな「ツケ」な取引が沢山あり
売掛の期間が
買掛の期間より長いと
売れば売るほど、儲かっても
「お金」がない
この期間をサイトと言います
上のように入りが遅く出が早い
自分が不利な状態を
「サイト負け」とよびます
いわゆる
「勘定合って銭足らず」
という状態で原因がサイト負け
しかし
買ってくれるお客様に
現金売りだけでとは言いにくい
買って貰えるなら
売掛でも売りますね
又仕入先に買掛を長くして
支払いを待っては
取引上言いにくいし
気を付けないと
あの会社は「ヤバイ」など
信用不安を起こす可能性も
あります
こんな時は
基本は銀行に借入します
売掛金が入金になるまで
短期で融資を申し込みします
仕入、売上の証拠資料を
見せて入金後に返済をする
条件で借入するのです
しか〜し
こんな時、都度借入は時間も
掛かるし難しいので
創業などの際は
最初に長期運転資金として
安定資金を調達した方が
良いです
なので
余分な借入は金利が
勿体無いからしない方が良いは
間違いですね
今日はここまで
簡単な「お金」の話が
少し続きます
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー