INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/12/22
資金繰りは年末、1月、2月はピンチ
計画を作って借入する
いなジィのブログ307
今日もクライアントの
金融機関取引が円滑に
行くように
金融機関と面談
先月までの実績が
改善計画に対して低調
かなり下振れし
赤字幅が拡大して
資金繰りもピンチです
年末の支払い、
さらには
1月2月の売上げが
危ぶまれ
急遽借入をする為に
メインバンクに申込みをしました
6ヶ月先までの資金繰り表
現在事業面で頑張って
挽回しようとしている
ことを反映させて
3年間の事業計画を
提出するように
銀行に要求されました
普段から数字に弱い社長さんに
事務所まで来てもらい
1つ1つ聞き取りしながら
数字にしていきました
一個の販売単価①
月間の販売数量の見込②
アイテム数③
年間の売上げは
①×②×③
原価も
材料費×数量
加工費×数量
梱包材料費
労務費
1つ1つ拾い出して
エクセルで計画を作りました
言葉で◯◯◯をすると言って
説明できる社長も
数字に置き換えるのが苦手です
そんな時は
「1つ1つ分解」して
一個、一日では幾らか
検討すると手間はかかりますが
計画が出来上がります
皆さんの計画策定も同じです
先ずは
金額が特定出来るまで
分解します
それから
掛算、足し算、引き算です
これらを1人で、自力でやるか
専門家と一緒にやるか?
なのですが
やはり銀行取引に強い
専門家に一緒に
考えて貰うと良いですよ
今日のポイント
確実に分かるまで
分解して考える
銀行取引に強い
専門家を使う
では又あした
お金を増やしビジョン実現を
一緒にサポートする
2016/12/18
銀行取引を調整するには、公平なだけではダメ
単縦な割り勘では
揉めますよ
いなジィのブログ303
日曜日ですが
事務所でクライアントの
12月1月2月の資金調達の為
金融機関の同意に向けた
文書を作成しに事務所に行き
先程やっと完成してメール
送信しました。
金融機関の同意を得るには
各々の金融機関との
今までの取引の経緯や
考え方、取り組みの違いを理解し
支店の担当者や支店長の
思いや本部の意見を
良く聞いて丁寧に意見を
調整します
文書表現についても
考え方の違いで受け止め方も
異なります
原案が出来たら早目に提示して
意見を頂いたら、細かく
修正をかけます
同意が整う為には
衡平で有ることが必要です
また小難しいことを言う
衡平って何?
公平は公に平等
衡平は釣り合いがとれてること
例えば
居酒屋の支払い
完全割り勘は「公平」
給料や役職でバランスを
とった支払いは「衡平」
金融機関の取引も
経営への関与度合い
窮境原因との関連性
担保や保証、金利など
バランスをとって
金融機関ね負担が釣り合いを
とれるように調整すると
合意に達し易くなります
今日はここまで
お金を増やしビジョン実現を
一緒にサポートする
2016/12/08
銀行の融資の姿勢の変化を注意してみる
かなり変化しており
いろいろと報道されています
先日も
金融庁の金融行政方針が
発表され、当局も浸透に
力を入れています
内容は
金融仲介機能の質の向上の為に
「日本型金融排除」の実態把握
融資に関し、金融機関と
顧客企業の認識に相違がある
銀行:
「融資可能な貸出先が少なく」
「 銀行間の金利競争が厳しい」
顧客
「銀行は担保・保証がないと
貸してくれない」
日本型金融排除」が
生じていないかについて
企業ヒアリング等により実態把握
担保・保証がなくても
事業に将来性がある先
信用力は高くないが
地域になくてはならない先
こんな先に |
事業性評価に基づく
融資ができているか?
貸付条件変更先等の抜本的
事業再生を必要とする先に対する
コンサルティングや
事業再生支援等による
顧客の価値向上に向けた取り組み
公的金融機関の融資・
連携状況の実態調査
(民間金融機関の融資と
補完的・連携的か)
「金融仲介機能のベンチマーク」
客観的な指標を活用し、
経営陣と深度ある対話を実施
金融仲介機能の
ベンチマークとは
金融機関の取組状況を評価する
多様な指標(55項目)を
本年9月に公表
例
経営改善が見られた取引先数
金融機関が関与した創業件数
事業の評価に基づく融資先数
そしてこれらを促す為に
金融機関に事例を
開示するように促し
アメ
優良な取組を行っている
金融機関を公表・表彰
良質な金融サービスの
提供に向けた競争を促す
こうした監督のやり方の
変化が銀行に影響します
銀行にしてみれば
優良顧客をめぐる他行との
金利競争の結果収益が低下
貸し倒れは極力回避したい
そのため安易に貸出先を
拡大するわけにはいかないが
担保はなくても
将来性のある業者を的確に
判断できるのであれば
貸し出しを行いたい
しかし
「事業性評価」による
融資判断はまだまだ
緒についたばかり
金融機関によって
取組におおきな差がある
しかし当局が本気であれば
必ず金融機関も変わります
柔軟で進歩的な金融機関は
いち早く
事業者の所に出向き
事業の現場をみたり
経営者と面談をして
事業の将来性を見極め
事業の成長を助ける
取組に力を入れてきます
これまで取引の無い事業者を
適切に評価して
融資取引を行い
銀行と事業者が共に
発展していく取り組み
を始めます
従って
社長さん❗️
自社が取引しようとする
或いは取引している
金融機関が金融庁の変化に
対してどの様に変わろうとして
いるのか気にして
置くことが大事です
取引銀行を注意して見ましょう
一方で
間違いないことは
事業を磨き続けておけば
今以上に評価される
方向にあるということです
その為には
自社は
「どんなお客様の?」
「どんなお困りごとに」
「どのような価値を
提供するか?」
「競合他者に
無い強みは?」
こうした基本に立ち返り
強みを磨き続けることですね
迷った時には専門家の
視点を借りるのもアリですね
お金を増やし、ビジョン実現を
寄り添いサポートする
チャレンジパートナー
2016/11/14
取引銀行の変化に備えるには?
金融機関への指導の変化
いなジィのブログ269
報じるところでは
マイナス金利が続き銀行
の貸出金利の水準は
低下しているが
貸出量は思うように伸びていない
銀行は、地方を中心に
少子高齢化による人口減少が
ますます加速し
そもそも貸し出し需要がないと
言う声が聞かれる
一方で
不動産担保のアパートローンは
増加しており
銀行の担保主義は
変わっていないとの見方がある
さらに事業者からは、
担保や保証人がなくて
銀行貸出の対象にならないとの
不満の声も聞かれます
先月公表された
金融庁の金融行政方針では
担保や保証がなくても
事業に将来性がある企業は
銀行貸出の対象となっていない状況
「(日本型金融排除)」が
生じていないか
実態把握を行うとしている
銀行にしてみれば
優良顧客をめぐる他行との
金利競争の結果
預金と貸出金の利ザヤが縮小し
収益が低下している現状では
貸し倒れは極力
回避したい
そのため安易に貸出先を
拡大するわけにはいかないが
担保はなくても
将来性のある業者を的確に
判断できるのであれば
貸し出しを行いたいという
しかし
「将来性の判断」は
金融機関は苦手です
なぜなら、長いあいだ
財務諸表を分析して
融資判断するシステムを
構築しているのですから
言い換えると貸出審査は
「過去」を分析すること
であったのです
従って
最近よく話題に上る
「事業性評価」による
融資判断はまだまだ
緒についたばかり
銀行は事業者の所に出向き
事業の現場をみたり
経営者と面談をして
事業の将来性を見極め
事業の成長を助ける
銀行本来の役割が
これまで以上に
求められています
或いは自行だけでは
対応が困難であれば
外部と積極的に連携していく
ことも必要です
この点は
「政府は、日本政策公庫と
民間機関の協調融資を
促進していく方針」との
報道もあります
現在の金融機関をとりまく
厳しい経営環境は
今後も続くと考えられるので
これまで取引の無い事業者を
適切に評価して
融資取引を行い
銀行と事業者が共に
発展していく取り組みが
求められています
金融機関に求められることが
変化し始めていますが
一方でなかなか変わらない
「保守的」であることが
金融機関の特徴です
従って
社長さん❗️
自社が取引しようとする
或いは取引している
金融機関の変化を
気にして置くことも必要
間違いないことは
事業を磨き続けておけば
今以上に評価される
方向にあるということです
その為には
自社は
「どんなお客様の?」
「どんなお困りごとに」
「どのような価値を
提供するか?」
「競合他者に
無い強みは?」
こうした基本に立ち返り
強みを磨き続けることですね
迷った時には専門家の
視点を借りるのもアリですね
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/10/19
銀行取引は潮目の変化を読むべき
風向きは変わりつつある
いなジィのブログ243
昨日は金融庁の業務説明会に
出席しました。
内容は
金融仲介機能の改善に向けた
取り組み等の金融行政の方針等
この人、森金融庁長官が
それを受けての中国財務局での
説明会です
説明者は金融庁検査局長
三井秀之様でした
資産査定中心の
健全性評価の見直し。
また事業性評価に基づく
担保保証に必要以上に
依存しない融資の促進に
向けた取り組みを実施
担保保証人が無いので
金をかさんのはいけんよ!
従来の検査方法は
資産査定中心の健全性評価
銀行の貸出資産に不良債権が
一杯あるんじゃないか?
結果として
金融機関は金融庁の検査が怖くて
金融庁の顔色を見て判断するので
企業の財務データや
担保保証に必要以上に
依存する傾向
資産査定における
金融機関の判断の尊重
金融機関を指導しないと変わらんよ
事業性評価に基づく融資の促進
事業の内容を見て貸しなさい
借り手の事業内容等の
適切な評価に基づく融資の促進
金融庁は変わり始めていますが
銀行はバラバラの対応ですね
銀行取引で困ったら
変わっているかもです
良く調べて
分からない時は
専門家に聞きましょう
お金、人、ビジョンでお困り事を
社長さんと一緒に解決する
チャレンジパートナー