INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2018/03/31
正しい価格はいくらなのか?
キャッシュフローコーチ
ビズサポートの稲葉琢也のブログ775
まだ相変わらずマスコミは
森友問題の放送していますが
その森友の土地は図の通り
土地の値段1億3400万円
となりの野田中央公園の
土地の実質の支払い金額
2200万円
こんな風に
本来の帳簿の価格と
時価が食い違うことは
あります
瑕疵(かし)きずや欠点
があると更に価値が下がります
その場合、売却前なら
簿価と時価の差額が
含み損や含み益となり
売却すると実現損や
実現益となります
では先日からの説明している
貸借対照表にあらわされている
資産は時価と食い違うことが
あります
今日のご相談企業は
資金繰りの先行きに
不安があるとのことでした
どの程度財務が傷んで
いるのかを知り
再生の可能性を見極めます
そのために
決算書を見せて頂き
不明な点をヒアリングしました
すると先ず商品の在庫は
ネットワークビジネスの
売れない健康器具でした
実際に処分できそうな
価格をヒアリングすると
在庫は含み損約200万円
次に預け金の内容を聞くと
仮想通貨とのことで
こちらも約500万円含み損
さらに建物付属設備や
車両運搬具などの
減価償却資産も
償却が出来ておらず
償却不足があります
不足約300万円
又社長に対する貸付金も
現在の役員報酬では
返済の見込みがありません
約100万円
合計すると1100万円の
含み損失があり
帳簿上の純資産の
マイナス1000万円と合わせて
2100万円の債務超過です
今期の利益は200万円程度
来期以降は400万円程度には
改善出来そうです
そうすると10年以内で
債務超過を解消することが
見込まれます
借入金の合計を10年で
割り算すると1年で
370万円の返済になります
これを税引き後利益と
減価償却費の合計450万円と
比較します
余裕をみて8掛けとすると
360万円となります
8掛けのキャッシュフロー
360万≒370万円(年間返済)
となりますので
全ての借入金を10年返済に
借り換えするか条件変更
してもらえばほぼ返済可能です
こうした見通しを説明して
経営改善支援センターを
活用することを検討する
こととしました
次はメインバンクに
事情を説明して協力
して頂きます
このように金融機関の
協力を得て、資金繰りを
改善して経営を安定させる
ことが出来るのです
借入の返済が多く
資金繰りが苦しくて
先行きのめどが立たない
場合には専門家に
相談しましょう
認定支援機関として
国の認定を受けた
専門家に依頼して下さい
今日は以上です
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