INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2017/09/19
売上低迷で赤字になり資金繰りが苦しい
いなｼﾞｲのブログNO.５７９
今日は某社のバンクミーティングでした
以前策定した
経営改善計画に基づいて
返済する計画になっておりましたが
主要取引先に対する売上が
急激にさがり、毎月赤字が出て
資金繰りも毎月綱渡りの
状態が続いています
メインバンクの支援も
かなり難しくなってきており
事業を継続する必要最小限の借入でも
事前に打ち合わせをしておかないと
スムーズな借入は出来ません
今回は借入残高の維持の要請（返済ストップの継続のお願い）
こんな時には
多く社長さんや税理士さんが
何とか銀行には悪い状態を
見せないような行動をとる
場合があります
しかしこんな対応が最悪なのです
銀行へは正直にありのままを
伝えることが大切なのです
そうしたら
「銀行が貸してくれなくなる」
「銀行が貸しはがしをする」
こんな根拠のない
不確かな情報で振り回され
誤った対応をしている
社長さんがいます
業績が悪化して
本当にこまった時には
「餅は餅屋」
専門家に相談して
適切に対応すれば
最近は銀行は中小企業の
事業をよく理解して
支援をする方向に変わっています
今回のバンクミーティングも
正確な現状の説明と
今後の損益と資金繰りの
見通しを説明して
3月末まで修正改善計画の
策定を待って頂く要請を
取引金融機関全行に
一同にお集まりいただき
行ないました
会場はメインバンクの
会議室をお借りしました
来年3月末までの返済ストップを
継続して、主要販売先の動向を
しっかり把握し計画する
時間を頂きました
バンクミーティングは避けろは本当か？
バンクミーティングは出来るだけ
避けた方が良いなどという
インチキコンサルタントに
惑わされないで
金融機関に協調して
支援して頂くには
バンクミーティングは
良い方法なのです
個別に交渉すると
銀行は「自分達だけ不利ではないか」
と疑ったり
他行より少しでも多く回収しようと
考える不届きな動きを避けることが
出来るからです
先行きの資金繰りに不安を
感じたらはやめに
専門家にご相談下さい
今日は以上です
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