INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2017/03/09
銀行への金融庁の特別検査とはどんなこと?
興味本位ではなく
事実を真っ直ぐ見る
ことが大切です
いなジィのブログ378
地銀に特別検査に入るという
記事が報じられていました。
金融庁は地方銀行に対し
運用部門に焦点をあてた
特別検査を実施する
地銀は日銀による
マイナス金利政策の導入で
投資しにくくなった国債に代わり
少しでも高い利回りを求め
外債や複雑な仕組みの商品への
投資を膨らませている
足元の米金利上昇で多額の
含み損を抱えたり、実際に損失を出した
地銀が多いため、警戒を強めて
いるようです
債券(さいけん)とは
国・公共団体・銀行・会社等が
事業に必要な資金を
借り入れるため発行する有価証券
債券の価格と金利については
下の図の様に
例えば
3%の債券を持っていた場合に
世の中の金利が
4%に上がると
魅力が下り価格が低下
逆に世の中の金利が
2%に低下すると
3%の債券は魅力なので
価格が上がる
こんな関係が成立しているのです
更には、外債(外国の債券)の
やわやを場合だと
外国為替相場の影響も
受けるので、より複雑です
従って銀行の経営の健全性を
維持する為に、検査が
行なわれます
そもそも銀行の役割は
お金の余ってる方から
預金を預かり
お金を必要とする方に
融資する
金融仲介機能が本来の仕事です
特に地銀(地方銀行)は
地域の産業に
事業性をシッカリ評価して
融資することが
求められています
従って、監督官庁である
金融庁の指導を受けて
私達地方の中小零細な
事業者にも、シッカリ
融資がなされると
良いですね
勿論、事業者が本業を
磨くことが1番の対応策
であることは変わりません
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その為には
特に自社のお金の流れ
(キャッシュフロー)を
しっかり見える化して
お金の不安なくし
営業強化や設備投資
人の採用など
社長ならではの仕事
=意思決定ができるようになり
本業に専念することです
1人ではなかなか難しい方は
社長に耳当たりの良い事ばかり
言う、役に立たない専門家や
裏技教えます的な
ナンチャッテ専門家
ではなくて
ご相談下さいね
2017/03/08
銀行の変化の方向性を先回りして対処する
金融庁の行政方針の変更が
ジワジワ効いて来る
いなジィのブログ384
又新たな動きがあります
現在の森金融庁長官
かつての金融処分庁と陰口を
叩かれることの多かった
金融庁が変わり始めました
過去のブログ
は
今回は金融庁が全国の
3万社に対して3月中に
アンケートを取り
4月に回収を終えて
金融機関別に集計し
その結果を踏まえ
本庁検査官による
地域銀行へのヒアリングを
開始するものです
今回の調査は
金融仲介機能発揮の優良事例や
「日本型金融排除」の実態を
把握するのが主な狙い
金融仲介機能とは
平たく言うと
お金の余ってる(人や会社)から
預金としてお金を預かり
お金を必要とする(人や会社)に
融資をする
これを金融仲介機能と言います
日本型金融排除とは
充分な担保や保証ある先や
高い信用力のある先以外には
シッカリ融資していないことを
言います
新たに創設する方向で
検討している地域金融機関の
顕彰制度の選考時にも
参考にするようだ
ん?
難しい
要するに何?
自分達には何がどうなる?
金融庁は
金融機関に過度に担保や保証に
依存しない融資を求めています
一方で企業からは「銀行は相変わらず
担保・保証に依存している」との声
当局が昨年実施した
企業ヒアリングでは
多くの企業が、金融機関に対して
「事業の理解に基づく融資や
経営改善等に向けた支援を求めている」
こうした状況を受けて
金融機関の金融仲介機能の
発揮状況を客観的に評価できる
指標として
「金融仲介機能のベンチマーク」を
つくり公表することを求めています
具体的には
共通5項目
1.経営指標の改善や就業者数の増加が
見られた取引先数・融資額の推移
2.貸付条件変更先の経営改善計画の
進捗状況
3.金融機関が関与した創業
第二創業の件数
4.ライフステージ別の与信先数
融資額
5.事業性評価に基づく融資を
行っている与信先数、融資額
その他にも選択ベンチマーク
として50項目が上げられており
一部の銀行はデスクロージャー誌で
ベンチマークを開示しています
銀行にとっては金融庁は
監督官庁いわゆる「お上」
必ず言うことをきき始めます
こんな変化を先取りして
銀行から「事業性があり」と
認めて貰う経営が必要です
その為には
自社はなにもの
どんなお客様の
お困りごとに
どんな商品、
サービスを提供するか
ターゲットを絞り込み
「強み」を磨き、
マーケットシェアを高める
中小企業なりの密着戦で
勝ち切ることです
お金の不安を解消し
ビジョン実現を
サポートする
社外の戦略ブレイン
2017/03/07
本業を頑張っただけでは資金繰りは楽にならない
味方はだれ?
誰に相談するか?
いなジィのブログ383
日米が抗議声明を出すのも当然
今までは、中国が北朝鮮の後ろ盾
中国の言う事は聞くかのような
報道がなされてきました
しかし北朝鮮の過激な
行動はエスカレートの一方
誰も味方してくれる国が
なくなりドンドン孤立している
理解してくれる味方がいない
のは危険ですね
会社経営も同じような
ことがおきます
資金繰りでお困りの
中小企業を沢山みていると
事業が赤字で
本業のキャッシュフローが
マイナスのケースも多いのですが
キャッシュフローは
プラスなのに支払いが苦しい
社会保険料の支払いが
遅れたり
消費税の支払いに四苦八苦して
いるケースが多い
先日もご相談におみえの社長さん
社会保険料が滞って督促
された
消費税は分割して支払いしています
本業のキャッシュフローは
①税引き後利益は50万円の黒字
②減価償却費は500万円
従って本業のキャッシュフロー
(①+②)は550万円のプラス
なぜと決算書の科目明細を
見ながら
社長さんに質問しました
1つ1つの借入の返済額を
確認したら毎月55万円の支払い
従って年間660万円の
返済しています
なので本業のキャッシュフロー
550万円に対して返済が660万円
の為、年々手許の現預金は
なくなっていました
そう借入は2500万円なので
キャッシュフロー550万円なので
割ってみました
2500÷550=4.54
借入の返済可能期間は
4.54年なのです
逆に
かを考えると7年ていどの
返済に組み替えれば
年間に357万円の支払いで
充分いけるのです
次回は全ての借入の
「返済予定表」をお持ち
頂き、借り換えのプランを
つくります
この社長さんも、先日の
「脱どんぶり経営セミナー」に
参加して、参加のプレゼントの
無料相談でここまで
課題が見えるようになりました
皆さん、先ずは全体像を
俯瞰してみましょう
そんな時には先ず
キャッシュフローコーチに
ご相談下さい
2017/03/06
変な銀行には気をつけましょう
1部の酷い銀行以外は
支援姿勢でした
いなジィのブログ382
先日の自分勝手なY銀行に
担保差入を要求された件
忙しい中を
取引銀行の皆さんに
お集まり頂き
意見を集約しました
当たり前ですが
Y銀行を除く全ての取引金融機関が
前回のバンクミーティングでの
協調を維持して
返済猶予の6か月継続を
表明して頂きました
そしてY銀行に再度同意
を確認して
融資の継続手続をするとの
回答と担保設定の要求の
撤回となりました
やはり金融行政方針の変更を
大半の銀行はよく理解して
対応しています
自行だけ有利にしようとした
Y銀行の問題は一旦片付きました
金融機関の皆さんの協力に
感謝し、早期に改善計画の
修正を行ないます
1部の不心得な銀行が
あるのも事実です
皆さんも変だなと感じたら
専門家や他の銀行の意見を
聞いてみましょう
2017/03/05
真似てはいけない、間違った資金繰りの考え方
ら透明カネゴンを飼ってる ?
昭和世代にはよく知られたカネゴン
円谷特技プロダクション制作の
特撮テレビ番組「ウルトラQ」に
登場した架空の怪獣です
お金を食べ続けないと死んでしまう
怪獣です
昨日のご相談はまるで
カネゴンを飼ってるような
中小企業のご相談でした
創業して10年になろうかという企業
商品には独自性があり
商標登録している
うまく普及すれば社会に貢献する
商品なのです
しかし創業以来一度も
黒字になっていません
最大の原因は売上の不足でした
社長さん自ら懸命に営業し
売上が上がり始めてますが
依然として赤字で資金繰りは
ギリギリなのです
現在はかなりの受注の見込みが
増加して資金調達が出来れば
1~2年で、今までの累積赤字が
解消できると言っています
しかし
私が一番心配しているのは
社長が目先の資金繰りに
(借金などの金集め)
負われていることです
なぜ資金不足になるのか?
日々の資金の流れ
毎月の資金の出入りが
記録されておらず
試算表も作成されていません
従って、支払日が近づき
資金不足になりそうで
慌てて、資金手当を考えるのです
まさにどんぶり経営そのもの
会社にカネゴンを飼ってる
状態です
会社のお金の流れを
把握することが
資金繰り対策の第1歩
銀行借入や少人数私募債での
資金調達を考えていますが
その為にも財務資料を
整え、経営計画を作ることが
面倒くさいがもっとも
近道なのです
皆さんも透明カネゴン
飼っていませんか?
退治するには
キャッシュフローコーチに
ご相談ください
キャッシュフローコーチとは
広島ではこの人
板坂裕治郎さんと
お金の不安を解消し
ビジョン実現を
サポートする
社外の戦略ブレイン
る