INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/11/16
目的を明らかにし小さな目標を定めるとゴールできる
いなジィのブログ271
「セウォルごう」が
転覆し、沈没し
修学旅行中の高校生ほか
多くの死亡者が出た大事故
船が違法改造されていた
過積載
積荷が固定されていなかった
バラスト水(重心を下げる為の水)
が適切に入れてなかった
船長はバイトだった
真っ先に逃げた
その他ありとあらゆる
不作為がありました
何故こんなことが起きるのか?
最大の理由はこの会社の
経営トップが
「お金」「利益」を
らら
目的に経営していたからだと
思います
結果論じゃないか
確かに結果論と
言えるかも知れません
しかし大切なことは
こうした事例から
「何を学ぶか」という
ことだと思います
経営の「目的」が
「お金」「利益」
では何故いけないか?
そんなこと言っても
「お金」が無きゃ
会社が潰れるじゃないか
そうですね「お金」は
大切なのは間違いないのです
問題は経営の「目的」に
することなのです
「目的」と
「目標」を
間違えていますね
セォウル号も乗客を安全に
快適に目的地に運ぶことが
「目的」なのです
「目的」は
最終的に実現しよう
成し遂げよう
到達しようとして目指すもの。
目標には「目印」の意味があり
目的を達成する為に設けた目印が
目標です
従って「目的」は定めたゴール
目標は小刻みに複数設けます
なので
目標として「お金」を稼ぐや
利益を◯◯万円上げるもありです
経営をしていく上では
「目的」と「目標」の違いを
しっかり分けて考えることが
大事ですし
「目的」は思いやこだわりを反映して
大きな「目的」を定めましょう
例えば
あなたの人生の「目的」は
お金ではないでしょう
お金、人、ビジョンの課題を
あなたと一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/11/15
資金繰り対策、行方不明のお金は分解して探す
お金の行方を分解して
探し資金繰りをつける
いなジィのブログ270
好奇心で時計を分解して
元に戻せなくなった
経験有りませんか?
私は、時計、カメラなど
いろいろ分解して
元に戻せず
親にこっぴどく叱られた
経験があります
しか〜し
やはり分からない事は
分解して見たいですよね
これってとても
大事な事だと思います
会社の経営でも
「分解する」を大事に
したいです
売上を上げたい時にどうするか?
こうした場合に
「客数」✖︎「客単価」✖︎「リピート率」
に分解して考えるのは
よく知られていますね
更に「客数」を
性別、年代別、或いは
平日と休日などに
分解して検討しますね
また
最近の事例では
売上が伸びないのは何故か?
このケースでも分解して
考えてみる必要がありました
1つ目、商品力が相対的に
低下しており
バージョンアップが必要でした
2つ目、営業マンが忙しくて
新規セールス
が出来ていない
セールスと顧客サポートを分離
する営業の体制を変更する必要が
あることがわかりました
3つ目、営業マンのスキルが低い
4つ目、営業ツールが使えていない
営業マンの教育・訓練の問題が
浮き彫りになりました
こんな風に起きている
現象も原因が複数絡み合って
いるケースが多いので
「分解」して
検討することが大切です
更に分解の「切り口」も大切です
会社のお金がない時に
損益計算書PLだけ見ても
原因は分かりません
赤字が原因の1つには
違いないのですが
赤字原因を掴むには
「変動費」と
「固定費」に
分解して検討します
売上から変動費を引いた粗利が
固定費を賄えているか?
よく見ます
変動費って何?
売上の増減に伴って
同じように増減する費用
例えば
卸小売業の商品仕入
タクシー事業だと
ガソリンなどの燃料代などです
又
「お金の行方」を探すには
貸借対照表BSを2期比較的し
増減を分解してみます
資産(BSの左側)の増加は
お金が減少します
負債や純資産
(BSの右側)の増加は
お金が増加します
こうして探すと
お金の行方が分かりますよ
今日のポイント
不明な事は「切り口」を
変えて「分解」して考える
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
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2016/11/14
取引銀行の変化に備えるには?
金融機関への指導の変化
いなジィのブログ269
報じるところでは
マイナス金利が続き銀行
の貸出金利の水準は
低下しているが
貸出量は思うように伸びていない
銀行は、地方を中心に
少子高齢化による人口減少が
ますます加速し
そもそも貸し出し需要がないと
言う声が聞かれる
一方で
不動産担保のアパートローンは
増加しており
銀行の担保主義は
変わっていないとの見方がある
さらに事業者からは、
担保や保証人がなくて
銀行貸出の対象にならないとの
不満の声も聞かれます
先月公表された
金融庁の金融行政方針では
担保や保証がなくても
事業に将来性がある企業は
銀行貸出の対象となっていない状況
「(日本型金融排除)」が
生じていないか
実態把握を行うとしている
銀行にしてみれば
優良顧客をめぐる他行との
金利競争の結果
預金と貸出金の利ザヤが縮小し
収益が低下している現状では
貸し倒れは極力
回避したい
そのため安易に貸出先を
拡大するわけにはいかないが
担保はなくても
将来性のある業者を的確に
判断できるのであれば
貸し出しを行いたいという
しかし
「将来性の判断」は
金融機関は苦手です
なぜなら、長いあいだ
財務諸表を分析して
融資判断するシステムを
構築しているのですから
言い換えると貸出審査は
「過去」を分析すること
であったのです
従って
最近よく話題に上る
「事業性評価」による
融資判断はまだまだ
緒についたばかり
銀行は事業者の所に出向き
事業の現場をみたり
経営者と面談をして
事業の将来性を見極め
事業の成長を助ける
銀行本来の役割が
これまで以上に
求められています
或いは自行だけでは
対応が困難であれば
外部と積極的に連携していく
ことも必要です
この点は
「政府は、日本政策公庫と
民間機関の協調融資を
促進していく方針」との
報道もあります
現在の金融機関をとりまく
厳しい経営環境は
今後も続くと考えられるので
これまで取引の無い事業者を
適切に評価して
融資取引を行い
銀行と事業者が共に
発展していく取り組みが
求められています
金融機関に求められることが
変化し始めていますが
一方でなかなか変わらない
「保守的」であることが
金融機関の特徴です
従って
社長さん❗️
自社が取引しようとする
或いは取引している
金融機関の変化を
気にして置くことも必要
間違いないことは
事業を磨き続けておけば
今以上に評価される
方向にあるということです
その為には
自社は
「どんなお客様の?」
「どんなお困りごとに」
「どのような価値を
提供するか?」
「競合他者に
無い強みは?」
こうした基本に立ち返り
強みを磨き続けることですね
迷った時には専門家の
視点を借りるのもアリですね
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/11/13
赤字で資金繰りが悪化し原因が分からない方へ
お金のブロックパズルで、
資金繰りや赤字原因が
分かります
いなジィのブログ266
「脱☆どんぶり経営セミナー」の
動画を撮るチャレンジを
しました
「脱☆どんぶり経営セミナー」は
和仁達也先生の
売上高
変動費
粗利
固定費
人件費
その他
利益
以上7つのブロックに
分けて会社のお金の
全体像を説明するものです
一昨日の相談企業の例ですが
地元の工具製造業です
毎月赤字ですが
どんぶり勘定で
製品の製造原価も
分からなくて
赤字原因が分からない
零細企業です
試算表でお金のブロックパズルを
埋めて見ると
粗利が低く、固定費が賄えて
いません
従って経費削減をしようと
していますが
それだけでは黒字化は
困難なことが分かりました
なので緊急の赤字対策は
一定の粗利を確保して
売上を上げることに
フォーカスすることに
しました
詳しく又
こんな風に
あまり細部ばかりに
囚われると
全体像を見逃しますね
お金の流れが分からない時は
キャッシュフローコーチに
相談すると
お金のブロックパズルで
分かり易く説明して
くれますよ
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー
2016/11/12
成功する経営者がやっている仕事は何か?
経営者の仕事は何?
いなジィのブログ267
魅力的でしたね
なぜでしょうか?
社長のビジョンに
部下が心酔して
付いてくる
こんな会社にする
にはコツが有りますね
昨日ご相談企業
その会社は建設土木の
コンサル会社です
社長の年齢は65歳を
超えていますが
保有資格も多く
なんでも自分自身でやる
ワンマンな、
社長さんです
後継者の候補のご長男と
意見が合わず悩んで
いらっしゃいます
8年前に資金繰り悪化
経営危機に陥り
最初は返済のストップ
その後プロラタ返済を開始
懸命に経営改善に
取り組んでこられました
やっと借入金も半減して
収益力も回復してきたので
経営改善支援センター事業を
活用して
金融機関取引を
毎月分割返済(15年)に
毎月分割返済(15年)に
変更して貰い
やっと正常な金融機関取引に
戻ることができました
やっと一安心と思った矢先です
長男が、借入が多く社長が
返済に苦しんだのを見ており
現在の借り入れが
なくならない限り
会社を継がないと言っており
社長も困っています
又創業以来一緒に頑張ってきた
部長がまるでヤル気が
ないのです
それぞれ個別に面談して
話しをよく聞いてみると
自分達の意見は聞かず
何でもかんでも社長が
相談も無く決める
のでヤル気が出ない
小さなことまで社長が
口を出したり
独断で決めるのです
任せましょうと
話しましたが、中々出来ません
そこで社長さんに
「社長の仕事は何だと思いますか?」
と直球なげました
うーん
「会社をまとめ利益を
上げることかな」
社長さんの「仕事」とは
「決める」ことです
経営上重要な意思決定を
することですね
「会社のビジョンや
経営理念を考える」
「設備投資する」
「社員を採用する」
「〇〇銀行で借入する」
こんな重要な社長がやるべき
「仕事」つまり
「決める」ことが
沢山ありますよね
部下の
「作業」
(やり方などが決まっている
事を繰り返す)を任せることなく
奪っていませんか?
「作業」ではなくて
「仕事」をしましょう
そうすれば部下も任されて
頑張り、成長しますよ
「決める」為には
「捨てる」ことです
「仕事」をすると「決めたら」
「作業」をする時間を捨てますね
「決める」ことは
「捨てる」ことです
社長のやるべき「仕事」に
専念しましょう
バタバタ貧乏や
「年中忙しい」から脱出できます
さ
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー