INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2015/12/04
見落としてませんか?
かつては、よく儲かっていた
会社が、長年の間に
だんだんと業績が低迷して
いつの間にか、
資金繰りが苦しくなり、
相談にお越しなった。
こんな場合に、よくある見落としを
お話します。
経営者が働き盛りの頃は、
バリバリと働いて給料を
月2百万円貰っていた。
なので、
歳とって65歳からは、
年金が多く貰えると
思っている社長さん
多い、ですよ。
厚生年金のもとになる
年金保険料は
標準報酬月額1等級から
30等級まで有りますが、
最高は30等級62万円で
打止めなのです。
給料が高かったから
年金を沢山掛けたと
思っていても実は、
そんなに多くないのです。
従って会社の資金繰りが苦しく、
給料を下げる場合には、
社会保険料の標準報酬月額を
横目で見ながら決めましょう。
又年齢、給料によりますが、
60歳台前半の厚生年金が
貰えるかもしれません。
この年金は特別支給の年金で、
65歳以上の年金を
繰上げて貰うのとは異なり、
貰っても65歳からの
年金額は減りません。
但し年金月額と報酬月額を
足した金額が
28万円を超えると
超えた金額に応じて、
年金が減額され、
更に多いと年金は
全額支給停止となります。
コスト削減で
給料を減額する場合は
年金を貰える額を
意識して検討すると
会社負担を軽くして、
社長さんの実質の手取り額
を減らさない事も
可能な場合があります。
年金の年齢が近づいたら
街の年金事務所で聞くか
社会保険労務士に聞いて
みましょう。
分からない方は
ビズサポートにお尋ね下さい。
では又次回
2015/12/03
損してますよ❗️
昨日は財務分析に基づいた
保険の提案について学びました。
資金繰りの厳しい会社で
多く見られるケースが
事例として取り上げられました。
過去のブログ「お困り事例①」
でも触れましたが
資金繰り難を解消するには、
換金可能な資産を現金化します。
貸借対照表(BSバランスシート)の
左側=資産の部を
見直すと書いています。
その中で保険については、
保障に注意が必要です。
そこで今回はその内容に
ついて説明します。
法人が契約している
保険で多いのが、
支払保険料が2分の1損金、
2分の1は資産計上の
タイプの保険です。
且つては、よく儲かり、
利益が出て、節税対策で
契約して、見直しせず、
そのままにしている事例です。
その後赤字が出て
繰り越し欠損があり、
法人税は均等割り
しかかからない状態です。
資金繰りが厳しい企業は、
大半がこの状態です。
従って保険での節税効果は
全くなくなっています、
なので即刻解約します。
但し、
保障に注意と申し上げた通りで、
何も保障が無いのは危険です
従って解約前に、
保険料は掛捨てタイプの
保障のみの保険に入ります。
要は安い保険料で
保障のみを買うのです。
そうすれば、
支払保険料は減り
なおかつ溜まっていたお金が、
雑収入でかえり資金繰りが
助かります。
かけている保険の内容が
よく分からない場合や
自社の財務内容に対して
適切なのか?
保険の内容は保険を契約した
代理店に聞きます。
但し、代理店は解約されたくない
又は新しい保険を売りたい
こんな代理店もあります。
又財務については分からない
代理店も多いです。
なので不安だったり
心配な場合は
初回無料相談を
お気軽にご利用ください
では又次回
2015/12/02
期待通りの借入をするには?
関与先企業の新規借入を
資料を作り、某金融機関に
説明しに行ってきました。
ご自身では調達出来ずに
お困りでしたので、
新たなスキームを考えて、
顧問税理士さんと打合せし、
計数計画を作成して頂きました。
ポイントは、
当社の強みといった
定性的な要素を数字を
使い的確に表現する。
計画している施策の効果を
数字で表現する。
計画計数の根拠を
分解して説明する。
特に売上については、
内訳を部門別で表現、
更に部門別の根拠は
商品別に、
更に単価✖︎数量
というふうに分解して
計画しました。
売上を根拠なく
一定率で伸びるとはしない
保守的な計画を
作成するとともに
今回は土地建物の購入でしたので、
建物の修繕費や更新投資の金額を
厚めに見積もり
計画が下振れしても、
修繕や投資を先送りして、
返済に困らないように、
計画に余裕を持たせました。
金融機関はやはり数字で
説明することが重要ですね。
又、こういう場合に大事な考え方は、
金融機関をいかに味方につけるか
です。
必要な時期に、必要な金額を
全額貸してもらえる為には
自社の財務内容を良く理解して
常日頃から金融機関に
正しく正確な現状を
社長が説明することで
信頼関係を作ることが
手間なようでも
1番確実な方法です
又銀行員が稟議書を
書きやすいように
取り上げる理由を
数字で説明できるように
資料を提供する。
但し、都合の悪い事を
説明しないのはダメですよ
余り良くない方法は
駆け引きをすることです
企業の業績が低迷した時こそ
金融機関の支援が
必要になりますが
駆け引きをする経営者は
銀行員が本気で支えてくれません
又都合の悪い事実を小出しにする
こんな経営者も銀行や支援機関は
信用しなくなります
良い時も悪い時も正直に、
包み隠さず報告して金融機関を
味方につけた方が有利です
又、今回の相談企業のように、
金融機関の理解を得るように
納得性の高い計画を作成
適切に説明する為には
金融機関の判断基準を
良く理解した専門家の
支援を受けるのも近道ですね。
どこに相談して良いか?
お困りの方は
ビズサポートの無料相談に
ホームページのお問い合わせ
窓口へどうぞお気軽に
では又次回
2015/11/27
財布が〜❗️
おはようございます。
昨日法務局に
謄本取りに行きました。
交付申請が
自動機になっており
ビックリでした。
係の方に誘導され、
印鑑登録カードを入れたら、
凄く簡単に受付は
完了しました。
収入印紙を買い、
順番待ちしていたら
3分ぐらいで
出来上がりました。
混み合っていましたが
とてもスムーズで
嬉しくなりました。
その後で気持ち良く
歩いて帰る途中で
年末ジャンボを買いに
窓口へ、買おうとしたら
何と財布が無い、
ガ~ン
落とした思い、
法務局まで引き返し
窓口で聞いたら
何と何と
落とし物として
預かって頂いてました
大大感謝
つくづく日本に生まれて
良かったと思った
素敵な1日でした。
当然ですが私も拾ったら
必ず届ける
と強く心に誓いました。
日本って、日本人って
最高ですね。
では又
2015/11/22
気を付けなければならないこと❗️
ご訪問頂きありがとうございます。
経営者さまのお悩み事の相談
ビズサポートの稲葉です。
おはようございます。
曇り空の広島です。
昨日はサンフレッチェの
第2S優勝と年間勝ち点1位が
決まりました。
サンフレッチェの皆さん
おめでとうございます。
広島の街が明るくなり、
元気が出ることを祈ります。
さて今日は金融機関の協調について、
気を付けなければならないことを
お知らせします。
先ず、返済をストップする場面では、
同時期に全ての取引金融機関に
依頼することを以前説明しました。
又その際に、新たな担保や保証の
差入れの要求をする、
不心得な金融機関もありますが、
いずれも、応諾してはなりません。
1部の金融機関だけが
有利になる取引は
他の協調を依頼している
金融機関が反発します。
皆さんもお分かりのように
当たり前のことなのですが、
時々、自社の都合だけを考え
このような不心得な要求をする
金融機関がありますので要注意です。
返済ストップのお願いに対して、
協調して支援を受ける為には
金融機関を衡平に扱うことが
大前提なのです。
衡平って何?
公平とは異なる意味です。
バランスや均衡が
取れた様を言います。
それぞれの金融機関は
取引の歴史や借入金額、
担保や保証、金利など
皆異なります。
従って協調して支援を受けるには
衡平であることが大切なのです。
返済をする場合も同様です。
金融機関が同意した計画に
基づいて返済をしている場合に
ある銀行が、社長と個別に交渉して
社長が止む無く応諾した事を
理由に自行だけ返済金額を
増加させた事例がありました。
協調が崩れ、
それぞれの金融機関が
我先に回収に向かう危機を
まねいてしまいました。
以上が気を付けなければならない重要
なポイントです。
こんな不心得な要求を受けたら
1人で悩んだり、1人で決めたり
しないで下さい。
専門家に相談しましょう。
相談相手が無い場合は
無料相談へどうぞ
では又次回