INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2017/03/04
銀行の中には注意して取引しなければヤバイ所もある
行儀のわるい銀行がまだまだいる
いなジィのブログ380
今日は土曜日ですが
事務所に出て仕事するには
左足がギプスで不自由なので
自宅でPC作業をしています
しかし最近はメールで
どんどん仕事の依頼が来るので
事務所に出ていなくても
ほぼ事務所と同じように
仕事が出来ます
現在の苦戦している案件は
以前にも書いた県外Y銀行
赤字続きですが社長が
必死で再建しようとしている
中小企業です
バンクミーティングで
メイン行をはじめとして
取引のある8金融機関が
社長にもう一度チャンスを
与えようと
返済猶予を継続して事業継続を
支援することで応諾していましたが
Y銀行だけが、既に他の銀行に
担保差し入れしている社長の自宅に
担保を設定させろと
強硬に要求してきました
メインと話し合いY銀行の支店長に
1.協調が崩れること
2.全ての銀行が担保設定すれば
費用負担ばかり増え再生の妨げになる
以上の理由で現状のまま
返済猶予の本部稟議を書いて
頂くよう要請しましたが
なんと
再度当社に対して
担保設定契約を締結して
設定登記を留保すれば
他の銀行には分からないから
担保設定契約に判を押せと
言ってきたので
社長が困り果てて
相談してきました
考えられん
全ての金融機関が協調して
支援しようとしているのに
自行だけが抜け駆けしようとする
金融庁の行政方針の変更の真逆
こんな酷い銀行が許されるのか?
メイン行をはじめ取引金融機関に再度
集まって頂き、Y銀行の申し出に対して
バンクミーティングを開き
Y銀行を除くすべての金融機関で
現状の返済猶予を継続する要請をする
事にしました
果たしてこれで酷いY銀行が
同意するのか分かりませんが
今出来る唯一の方策です
私は中小企業が取引銀行と
良好な関係をつくる
お手伝いをしています
大半の銀行はしっかりと
説明し理解を求めれば
理不尽なことは言いませんが
一部の不心得な銀行もあります
注意して取引することが
重要ですね