INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/10/20
資金繰りの改善と借入返済の悩みは?
過大な債務による資金繰り
悪化の解消は?
いなジィのブログ244
米倉涼子が演じる
1匹狼の女医
「大門みちこ」の
決め台詞です。
テレビではスーパードクター役
失敗しないのです
とても痛快なTVドラマ
実際の社会では
失敗も有りますね
事業で過去の失敗が
原因で多額の借入で
苦しむ事例をよくみます
癌と同じように多額の
借入を切って捨てることが
出来れば簡単なのですが…
金融機関は簡単には
債権放棄をしないのです
昨日のブログに
書きましたが
金融庁は銀行の
抜本的な再生が進む
ように指導していますが
債権放棄は依然として
非常に難易度が高い
のです。
因みに
難易度の低い順に
1.借入の返済条件を緩和する
「貸出条件の変更」や「返済猶予」
などです
一般てきには
リスケジュール=所謂「リスケ」
と呼ばれています
次に重たい処理は
2.借入金の1部のを劣後化する
「DDS」=デット、デット、スワップ
「借入と借入の交換」です
借入の1部を他の借入の完済後に
支払いをする「劣後ローン」に
切り替えます
劣後ローン部分は金融機関では
資本とみなしますので
債務超過を解消する
方策として、
比較的多く使われます
更に重たく難易度高いのは
3,「DES」
デット、エクイティ、スワップ
債務の株式化
借入金の1部を株式化して
借入では無くして
返済負担を軽減します
4.「債権放棄」
いわゆる、借金棒引きです
金融機関は
幾ら企業が再建され
元気になっても
放棄した部分は2度と返して
貰えません
加えて
銀行は最高議決機関「取締役会」
の決定が必要になりますので
なかなか首を縦に振りません
以上のように
人間の病気の治療と同じで
症状に応じた治療方法が
有ります
又
治療方法には
病院によって
出来る範囲が違います
なので病気と同様に症状の
適切な見極めが必要です
又
それ以上に大切なことは
早期発見早期治療です
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