INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/03/09
社保や年金を見直して経費削減する❗️
今日は朝から雨が降り、
寒い1日になりそうです。
気温の変化が激しいので
風邪などひかぬよう、
体調に気をつけましょう。
お金、人、将来ビジョンで
お悩みの社長さんの
稲葉琢也です。
今日は経営改善にお取り組み中の
中小企業の経費削減の事例です。
その会社は業績は厳しいものの、
繰越欠損今がなくて、
儲けて利益が出ると
法人税がかかる為、
役員の報酬を引上げて、
個人の所得税を引かれた
残りのお金を会社に貸付金し、
そのお金で会社の
銀行返済をしておりました。
今回さらなるコスト削減が必要となり
大幅な役員報酬の削減を
検討することになりました。
たまたま、社長と取締役が、
65歳を超えていたために、
一部支給停止となっている
年金を全額受け取ることが
出来る水準まで役員報酬を下げ、
年金を満額受け取ることにしました。
65歳以上の在職厚生年金は、
年金と報酬を加え47万円を
超えた額の1/2の金額が
年金の支給停止金額です。
100万円/月を超える報酬を
32万円/月に減額しました。
すると会社は68万円/月の
役員報酬の削減と、それに応じた
社会保険料も減るために
75万円/月以上の経費削減できます。
一方で社長さんは32万円プラス約20万円を受け取ります。
一年間は、個人の地方税が報酬100万円に
基づいた金額なので、一年間は会社に
個人の地方税の一部を
負担してもらいます。
このことにより、会社は
大幅なコスト削減が出来ます。
又社長は実質的には
ほとんど、役員報酬の
減額を受けません。
もう1名の役員も同様な
処理を行います。
このように、高齢化の
現在では、
年金や、社会保険料、補助金・助成金を
活用することもお忘れなく❗️
税理士さんは詳しくない
場合もあります。
お近くの街の年金センターに
年金手帳を持参して相談
してみましょう。
よく分からない場合は
社会保険労務士さんに
聞いてみると良いです。
どこに聞いて良いか
よく分からない場合は
弊社の無料相談へ
お気軽にご相談下さい。
では又次回