INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/02/23
決算までにやっておくこと
おはようございます。
曇って、
小雨がぱらついている広島です。
2月は逃げると言いますが、
今月も残り少なくなって
まいりました。
多くの企業の決算が集中する
3月がいよいよ目前となって
まいりました。
社長さんと一緒に
お金の悩みを解決する
経営パートナービズサポートの
稲葉琢也です。
先日来、説明しております
決算に向けて注意していただく
ポイントの説明です。
本日は貸借対照表(BS)の右側半分、
負債勘定の説明です。
社長さんに関係の深い
役員借入について、
大半の中小企業では、
会社の資金繰りが苦しいときに、
社長さんが自分のお金を
会社に貸しております。
その場合に、稀に、借入金ではなく、
仮受金や預かり金、未払い金等に
計上されている場合があります。
決算時には役員借入として
計上した方が良いのです。
経営者からの借入金は、
銀行の自己査定では
自己資本と見做すことが出来るのです。
自己査定?って何?
自己査定とは
銀行が自らの資産の健全性を
査定するものです。
詳しいことは
あらためて説明しますが、
簡単には
貸し出している対象企業を
貸し出している対象企業を
正常先、要注意先、破綻懸念先、
実質破綻先、破綻先に区分して、
貸出の分類を行います。
この自己査定の際に
経営者からの借入金は
中小企業特性として
自己資本として見做すこと
が許されています。
従って、社長さんが自社に
お金を貸している場合には
その他負債ではなく、
長期借入金に計上しておけば
自己資本として資本と見做して
くれるので、安全性の判定では
プラスの効果がありますよ。
資本金が1000万円
繰越欠損が-1500万円
純資産が-500万円の場合には
そのままなら、
500万円の債務超過ですが、
先ほどの社長さんからの借入が
1000万円あるとすると
中小企業特性考慮後の
実質純資産は➕500万円となります。
専門家のアドバイスを受けて
決算前にしっかりと準備しましょう。
ご不明な点はビズサポートの
無料相談にどうぞご相談下さい。
その他のポイントは又次回です。