INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/11/22
余分な借入はしない方が良いは間違いです
よくある資金繰りのお悩み①
いなジィのブログ277
お金や数字が得意でないと思う
皆さん
こんなこと無いですか?
売上は伸びてる
利益も出ている
だけど「手元のお金が無い」
なんで?
売上が「売掛金」となっている
「売掛金」ってなに?
物を買って現金で
払わず「ツケ」に
したときの「ツケ」が
「買掛金」
お店の立場になって
現金を貰わず
売ったときの「ツケ」が
「売掛金」
なので
例えば
元々手元現金10000円を
持っていて
5000円で仕入た服を
10000円で売りると
売上10000円
仕入 5000円
利益 5000円
となりますが
売上が「売掛金」だと
手元の現金は
手持10000円−仕入5000円で
5000円に減少して
買った人の売掛金が入金に
なるまでお金は減ったまま
これでは困るので売掛金が1ヶ月後の
入金になるような場合は
仕入の支払いを「買掛金」にして
1ヶ月後に支払う
これなら
手持現金10000はその月には
減りませんね
1ヶ月後には
売掛金の10000円入金で➕
買掛金5000円の支払いで➖
手持現金は利益の
5000円分増加します
こんな「ツケ」な取引が沢山あり
売掛の期間が
買掛の期間より長いと
売れば売るほど、儲かっても
「お金」がない
この期間をサイトと言います
上のように入りが遅く出が早い
自分が不利な状態を
「サイト負け」とよびます
いわゆる
「勘定合って銭足らず」
という状態で原因がサイト負け
しかし
買ってくれるお客様に
現金売りだけでとは言いにくい
買って貰えるなら
売掛でも売りますね
又仕入先に買掛を長くして
支払いを待っては
取引上言いにくいし
気を付けないと
あの会社は「ヤバイ」など
信用不安を起こす可能性も
あります
こんな時は
基本は銀行に借入します
売掛金が入金になるまで
短期で融資を申し込みします
仕入、売上の証拠資料を
見せて入金後に返済をする
条件で借入するのです
しか〜し
こんな時、都度借入は時間も
掛かるし難しいので
創業などの際は
最初に長期運転資金として
安定資金を調達した方が
良いです
なので
余分な借入は金利が
勿体無いからしない方が良いは
間違いですね
今日はここまで
簡単な「お金」の話が
少し続きます
お金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジややパートナー