INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2016/11/25
お金貰えず手形支払いされ銀行に行くには
よくある資金繰りの悩み③
いなジィのブログ280
お金や数字が得意でないと思う
皆さん
一昨日の続きです
売上は伸びて利益も出ているが
「手元のお金が無い」
なんで?
売上代金(売掛金)の入金より
支払いが先行する場合
売れば売るほど、儲かっても
「お金」がない不利な状態を
「サイト負け」とよびます
今日は売上代金を手形で
受け取った場合です
受取った日から3か月も
先の支払期日です
期日取り立てで銀行にだしたら
お金がありません
こんな時は
「手形割引」を銀行に依頼します
手形割引って何?
-
銀行や金融業者が手形に記載された支払期日までの利子に相当する金額=割引料を引き去って、
その手形を
買い取り、現金にすること
お手形割引も融資なので
銀行は一見の顧客の手形割引は
行なってくれません
しかし
一方新規融資として比較的
取り組みやすい
特に手形の振出人が
優良企業であればあるほど
ハードルは下がります
手形割引の場合は
銀行は割引した手形が
「不渡り」
期日に支払いされないこと
になると
割引をした割引依頼人に
買い戻しを請求します
その場合に依頼人が
買い戻し資金がない場合は
その依頼人に同額の貸付が
必要となりますので
手形銘柄(手形の振出人)の審査と
割引依頼人の両方の審査を
しているのです
だから
銘柄(振出人)が
例えば上場企業などの場合は
比較的容易に割引して
もらえるのです
なので自分の取引銀行を
上手に選定しておくことが
必要となります
創業時も政府系だけでなく
1つは普段使いの銀行を
決めておきましょう
今日はここまで
次回は「裏書き譲渡」と
銀行の選び方について
かきますね
金、人、ビジョンの課題を
社長と一緒に解決し
成長企業に変える
チャレンジパートナー