INABA TAKUYA BLOG
稲葉琢也ブログ
赤字でも借入ができ、資金繰りが改善する元銀行支店長の秘訣を授けるビズサポートの稲葉琢也
2018/03/29
お金はどこに消えた続編、運転資金
キャッシュフローコーチ
ビズサポートの稲葉琢也のブログ773
一昨日に続いて資金繰りの話です
特に貸借対照表(BS)で
お金の動きをみる方法です
まずは、営業の状態について
考えてみましょう
運転資金という言葉を
聞いたことがあると思います
運転資金は貸借貸借表に
のっている次の科目をみます
売掛金と在庫を加えて
そこから買掛金を引いた金額です
ではこの運転資金はいつも
変動するでしょうか?
売掛金は
売上したけどまだ代金が
入っていないものです
例えば
月の初めから日々売上て
月末で締めて請求します
買い手からは翌月の20日に
入金になる
そうすると月初に売って
翌月20日だと50日の売掛
月末に売って翌月20日までなら
20日の売掛
平均すると(50+20)÷2=35
売掛期間は35日
例えば、年商が1200万円なら
月商は100万円で、売掛金は
取引条件が変わらなければ
100万円×35÷30=116.6万円
取引条件がかわり
翌月20日入金が翌月30日入金に
かわると売掛日数が10日伸びます
すると売掛金①は
100万円×45÷30=150万円
こうした変化が起こります
在庫については季節性が
あるような商品だと
大きく変動します
又大量仕入れをしたり
大量の売れ残りがあると
膨れ上がります
例えば
大きな変動が無い場合は
だいたい3か月分の在庫②
180万円
そして買掛金ですが
売掛の逆で、
月初から日々仕入れして
月末に締めて翌月20日支払い
買掛日数は最長50日と
最短20日の平均35日となります
年間仕入れ720万円なら
平均月間仕入60万円
買掛金③は
60万円×35÷30=70万円
運転資金は
売掛金①+在庫②−買掛金③
150万円+180万円ー70万円
=260万円
こんな風に計算します
計算が苦手な方は
売掛金(資産)が増えると
お金が必要(お金が減る)
同じく在庫(資産)が増えると
お金が必要(お金は減る)
一方、買掛金(負債)が増えると
お金が要らない(お金が増える)
これだけ覚えておきましょう
そしてこの運転資金は
取引条件が変わらない場合は
常時、資金が必要です
従って本来この資金を
借入する時は
返済条件のついていない
短期継続融資で調達するのが
望ましいのです
具体的には短期のころがしか
借入専用当座貸越です
長くなりましたので
今日は以上です
次回も続けて貸借対照表を
説明しますね
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